受精卵の報告
採卵翌日は先生から連絡がなかったので、
ひとまず安堵しました。
そして採卵から3日後の15時。
先生から連絡がきました。
卵のグレードと分割数が表になった画像、
そして音声のメッセージが届きました。
卵は12個受精して、
10個が正常受精でした。
グレードⅠが一つと
グレードⅡが二つの受精卵を初期胚で凍結しました。
残りの7つは胚盤胞まで培養してみます。
胚盤胞の移植の成功率は高いです。
胚盤胞の培養時間は2~4日間なので、
また連絡しますね。
とのことでした。
たくさん受精してくれたことが
とても嬉しかったですし。
それだけでとても愛おしい気持ちになりました。
受精卵のうちから愛おしく思えるなんて
体外受精でしか味わえないな。
前向きに考えれば貴重な経験だなぁ。
と思える日でした。
ところで、
先生は胚盤胞の移植の成功率が高いと言っているのに、
なぜ初期胚で3つも凍結したのか?
という疑問が出てきました。
やはり調べないわけにはいきません。
そして以下の3つの点で凍結したのだと
納得できました。
①受精卵のうちに培養して胚盤胞まで育つのは40%前後、
受精卵が少ない場合は移植自体が出来なくなるので、
受精卵の全滅を防ぐため
②胚盤胞移植により、一卵性双胎の発生が増える可能性がある
③人によって胚盤胞が合う場合と、初期胚が合う場合とがある
以上のことが理由で
初期胚と胚盤胞、この2種類の胚胎を
確保したいのだなと思いました。
そして数日後の胚盤胞の連絡を待つことになりました。