上海でドキドキ不妊治療日記

中国上海、駐妻のリアルな不妊治療ダイアリー

D10 いよいよ始まる移植周期!

採卵から2回目の生理を迎え

10日目のこの日、

いよいよ移植周期が始まります!

 

久々の通院で

今回は移植周期なので

病院に来るのがちょっと楽しみです。

 

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移植周期の流れ


いつものように

血液検査を済ませ

その30分後にエコー検査に呼ばれました。

 

今日初めて気づいたのですが、

エコー室は入室した人が

内側から鍵をかける仕組みだったようで

 

鍵をかけていなかったので

下着を脱いでいる最中で

次の人にカーテンを開けられて

えらいびっくりしました。

 

エコー検査では先生に

まだ卵胞があまり育っていないので

移植はもう少し先になりそうですね。

と言われました。

 

そして採血からちょうど2時間後、

問診に呼ばれました。

 

血液検査の数値も

排卵するまで

時間がかかりそうなので

次回は4日後に来てください。

とのことでした。

 

このままいくと

移植日は夫の出張日に重なりそうなので、

 

本来、移植日に行う夫婦認証を

(夫婦確認と同意書、委託書へのサイン)

事前に済ませておきたいと伝え、

先生の了承を得ました。

 

そしてその週末には

夫と共に病院に行き、

事前に夫婦認証を済ませました。

 

そういえば

今回の支払いですが、

凍結費用も支払う日なので

 

試しに日本のカードで支払いたい

と言ってみたら

 

普通に日本のカードつかえました!

大きな支払いなので、

ポイントつけたいですもん!!

 

説明を聞きに行ったとき

出来ないって言ってたから

出来ないもんだと思ってたけど、

 

やってみたらできるってことあるのよね

と実感しました。

 

以前の支払いが悔やまれますが、

凍結費用も大きな額だし

まぁよしとするか。

 

今日の支払い(元で表示)

胎嚢培養           1500

胚胎冷凍           3000

保管代(半年)  600

超過冷凍代         500

四項目血液検査  320

エコー検査         100

再診料                200

              合計    6220

 

採卵を終えて初の生理

採卵日から14日後に

きっちり生理がやってきました。

 

私は普段から鎮痛剤を使うので

生理痛が重い方です。

 

採卵を終えた後の生理痛は

さらに重くなるのではないかと

心配していました。

 

ところが

生理痛は今までの生理痛と

比べ物にならないくらい

軽くて驚きました。

 

TOWAKOの採卵が無麻酔だったから?

採卵前に使用した薬の影響?

 

調べてみると

特にこれらの影響はないように思いました。

 

思いあたるのは

ここ一年ほど

妊活と健康面を考えて

 

〇葉酸を飲み続けている

〇料理に白砂糖を使わない

〇白砂糖を使用してるおやつを買わない

(いただきもの、外食での砂糖摂取は可)

〇甘いものが食べたい時は果物

〇小腹がすいたらナッツを食べる

〇生理前は体を冷やすものは摂らない

 

とできる範囲のゆるいルールを作りました。

 

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葉酸(淘宝の通販アプリで買いました)

そして

中国では黒クラゲ、クコの実、ナツメなど

日本では気軽に買えない

女性の体に良い食材が安く買えるので

 

毎日何気に食べていたこれらのものも

体を整えるのに

一役かってくれていたのかなと思います。

 

中国での妊活では

健康食品が手に入りやすく安い

砂糖を使わないおやつが豊富

という利点もあります。

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ナツメ

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クコの実と黒きくらげ


 中国のお菓子の表示や品物に

信憑性があるのかしら?との

懸念はあると思いますが、

 

私の体で結果がでているので

今の時点では問題ないと思っています。

 

中国の友人と話すと

医食同源が

小さい頃から自然に身についてると

感じることがあります。

 

日本とは違い、なんでも大っぴらなので

不妊治療をしていると言うと

積極的に役立つ情報を教えてくれるので、

そんな彼らの話も妊活に役立ちます。

 

これを機に薬膳や漢方に

ついて学ぶのもいいと思いました。

 

せっかく中国にいるので、

中国のいいところを生かして

楽しく妊活していこうと

思っています。

 

胚盤胞の報告

受精卵の報告から4日後。

先生から報告がありました。

 

胚盤胞は4つ出来て、

無事に凍結できました。

グレードもいいですよ。

とのことでした。

 

7個の受精卵中、4個が胚盤胞まで育ってくれました。

 

前回調べた通り、やはり

全ての受精卵が胚盤胞まで育つ保証は

ないのだなと結果を聞いて実感しました。

 

ということで

初期胚3個と胚盤胞4個の7個を

無事に凍結することが出来ました。

 

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凍結胚の報告表

~費用の内訳~

凍結料            3000元

半年保管料       600元

胚盤胞培養料 1500元

多量凍結量       500元

(胚胎が4つを超える場合は追加料500元)

 

次回の生理まであと一カ月半、

待ち遠しいなぁ♡

 

受精卵の報告

採卵翌日は先生から連絡がなかったので、

ひとまず安堵しました。

 

そして採卵から3日後の15時。

先生から連絡がきました。

 

卵のグレードと分割数が表になった画像、

そして音声のメッセージが届きました。

 

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受精卵のグレード表

卵は12個受精して、

10個が正常受精でした。

 

グレードⅠが一つと

グレードⅡが二つの受精卵を初期胚で凍結しました。

 

残りの7つは胚盤胞まで培養してみます。

胚盤胞の移植の成功率は高いです。

 

胚盤胞の培養時間は2~4日間なので、

また連絡しますね。

 

とのことでした。

 

たくさん受精してくれたことが

とても嬉しかったですし。

それだけでとても愛おしい気持ちになりました。

 

受精卵のうちから愛おしく思えるなんて

体外受精でしか味わえないな。

前向きに考えれば貴重な経験だなぁ。

と思える日でした。

 

ところで、

先生は胚盤胞の移植の成功率が高いと言っているのに、

なぜ初期胚で3つも凍結したのか?

という疑問が出てきました。

 

やはり調べないわけにはいきません。

 

そして以下の3つの点で凍結したのだと

納得できました。

 

①受精卵のうちに培養して胚盤胞まで育つのは40%前後、

受精卵が少ない場合は移植自体が出来なくなるので、

受精卵の全滅を防ぐため

 

②胚盤胞移植により、一卵性双胎の発生が増える可能性がある

 

③人によって胚盤胞が合う場合と、初期胚が合う場合とがある

 

以上のことが理由で

初期胚と胚盤胞、この2種類の胚胎を

確保したいのだなと思いました。

 

そして数日後の胚盤胞の連絡を待つことになりました。

 

上海妊活、耳より情報!

先日、

夫の付き添いで

病院に行った時に

お得な情報を見つけました。

 

まず、

上海では複数の病院で

スクリーニング検査を行っています。

 

※ここでいうスクリーニング検査とは

不妊治療を行う前に健康状態や不妊原因となる疾患を調べる検査

不妊治療を行う際に必須の検査

 

主に日本人が通う病院で

スクリーニング検査を行う病院

 

・TOWAKOクリニック

・上海グリーンクリニック

・平和クリニック

・コロンビアクリニック

・グローバルヘルスケアクリニック

・Body and Soul

 

どうやら

上海ではこの検査が

お得に受けられる時期があるようです。

 

例をあげると

母親節(5月) 婦女節(3月)

といった女性に関わる日の前後に

割引価格で告知しているようです。

 

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病院の壁やお知らせの用紙に

何気なく

告知してあることがあるので、

通院の際には

是非チェックしてみるといですね。

 

1000元引き以上なので、

かなりお得ですよね!

 

中国での治療で思うこと

採卵を終えた後の先生とのお話で

移植は来周期になるので

今回の生理が終わって、

次の生理の時に予約を取ってください。

と言われました。

 

新鮮胚移植の場合は

採卵をして数日後なので

お休みできるのはいいのですが、

 

たった二カ月でも

治療を始めてしまえば、

移植が待ち遠しく感じるものです。

 

治療前に

移植の日はいつになるか

という質問をしていたので、

今周期でないことは了承していました。

 

この時に

どうして来周期になるか

という説明は特にありません。

(質問すれば、答えてくれると思います)

 

治療前にある程度調べていましたし、

私はどちらかというと

その道のプロが言うことに

従うタイプなので、

この方針に異論はありません。

 

しかし

帰宅後に、あれはどういうことなのか?

と疑問や不安が出るものなんですよね。

 

なぜ採卵周期でなく

次の周期になるのか

きちんと理由を知っておけば、

このまま前向きに治療ができると思うので

再度詳しく調べることにしました。

 

採卵の周期に移植をしない理由は

以下のことを確認し、納得しました。

 

①クロミフェンを服用した場合、

その周期は薬の影響により

子宮内膜が薄くなる傾向があるため、

着床率が下がる。

 

②新鮮胚での移植よりも

(採卵した周期に受精卵を移植する)

凍結胚での移植の方が妊娠率があがる。

凍結胚は、そこまで育つことのできた

生命力がある卵になるので、

おのずと新鮮胚よりも着床率が高くなる。

 

 ということです。

 

こうした疑問を不安要素にしないため

信頼できるツールで

(複数のクリニックのホームページや本)

日々調べまくって

一つ一つ解消しています。

 

ここまで中国上海での

(TOWAKOクリニックのみですが)

治療を受けてみて思うのは

 

日本での治療はここ数年特に

先生から詳しい説明があり

治療方法は患者の意見を一番に尊重し、

説明したので最後は自分で決めてください

というスタイル。

 

対して

中国ではプロに任せてください。

といった印象があるということです。

(言語の違いも一つの要因だと思いますが)

 

説明はその都度してもらい、

その場で納得したい。

自分のことは自分で決めたい。

という方には

 

中国での治療は

その都度説明のないことに

違和感を感じるでしょうし、

少し大変なものになると思います。

 

私は専門的なことをその場で説明されて

すぐに理解できるタイプでもなく、

次回までに決めてください。

と言われることには

プレッシャーを感じるタイプで。

 

医者(プロ)であるなら自信をもって

方針を決めてほしいと思う方なので、

 

私にとっては

質問があれば答える!

後は任せて!!

といった中国の方針は合っているかな

と思いました。

 

また、

私はWeChatで

TOWAKO病院のアカウントを

登録しているのですが、

 

定期的に病院や不妊についての情報が

発信されてくるので

これの活用も、安心材料になると思いました。

 

体力は使いますが、

直接意見したいのであればできます。

それを嫌がる国民性ではないと思います。

 

ある人には中国のやり方が合わないし、

ある人には日本のやり方が合わない。

 

もちろん

中国、日本に関係なく

 

病院の方針や

お医者さんの人柄によっての

違いもあると思います。

 

今、このブログを読んでいる人は

中国での治療を視野にいれて

情報を集めている方だと思います。

 

不妊治療を始める前も

治療をしている間も

何かしらの情報があることは

大きな安心材料になります。

 

だから、

少しでも不安を和らげられるように

ここで何かしらのヒントを得てもらえれば

いいなと思っています。

 

治療を始める前も現在進行の今も、

私は日々不安です。

 

ただ、

もやもやしててもしょうがない!

 

前向きに頑張って、

赤ちゃんと出会える日が来るのを楽しみに。

中国で治療するというレアな経験を

楽しみながら治療に励もうと思っています。

 

採卵の結果

採卵を終えた後、

エコー検査に呼ばれ

子宮と卵巣の様子を確認されました。

 

エコー検査をしながら先生が、

 

「何個取れたと思いますか?」

 

なぞなぞ!?

いやー取られてる側はわからないなぁ。

 

私からの解答を待っているので

答えないとなのか。

 

手術の最中に8って聞こえたので、

「8個ですか?」

 

と答えると

 

「17個ですよ!」

 

そんなに!?

そんなに取れていいものなの?!

 

先生が満足気なので、

その報告を嬉しく受け入れました。

 

その後、問診に呼ばれ

卵子の状態を報告されました。

 

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採卵の結果

17個中、

成熟卵子は10個、未成熟が5個、

残りは退化と空卵でした。

 

受精の結果が悪ければ、明日。

そうでなければそれ以降に連絡しますね。

そして次回の生理が終わって、

次の生理の十日目にまた予約を取ってください。

 

と言われ三日分の抗生剤を処方され

採卵を無事に終えて家に帰ったのでした。

 

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セフプロジル抗菌薬

今日の支払い(元で表示)

エコー検査        100

再診料               200

精液優化処理   1000

胚胎培養          2500

抗生剤                 36.3

                合計 3836.3