上海でドキドキ不妊治療日記

中国上海、駐妻のリアルな不妊治療ダイアリー

TOWAKO主催「妊娠を希望する人への説明会」

浦東のTOWAKOでの説明を受けてしばらくたった時、

妊娠、出産の情報を共有するグループから

TOWAKOの日本語が話せる先生による

説明会があるというお知らせが届きました。

 

この機会に先生に直接会ってみたいと思い、

参加することにしました。

 

今回は浦東のTOWAKOではなく

華山路にある分院のTOWAKOが会場でした。

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この並びに病院の入り口があります

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入り口正面


 当日は私ともう一人の二人だけの参加でした。

 

先生にお茶を入れてもらい、

和やかに説明会がスタートしました。

 

まずは妊娠の仕組みや不妊原因についての

基本的な説明がありました。

知っている内容だと思っていましたが、

とても参考になる内容でした。

 

例えば、

不妊原因を知るための検査を全てしたのに

原因がつかめない場合は、

卵管さいのピックアップ障害の可能性があるとのことでした。

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画像の〇で囲んだところが卵管さいです

 

卵管さいは

排卵した卵子をピックアップし、

卵管に送り込む働きがあります。

 そこで卵子と精子が出会い、受精から妊娠に至ります。

 

ピックアップ障害とは

排卵時に卵子をピックアップすることができないことをいいます。

これも不妊の原因になるということです。

 

しかしこのピックアップ障害は

現在の不妊検査で調べることはできないそうです。

 

そして不妊治療に関して、

説明を受けたことを簡単に記載します。

 

~不妊治療の種類~

〇タイミング法

ホルモン値を調べ、排卵に合わせてタイミングをとる方法。

 

〇人工授精(IUI)

排卵日に採取した精子を人工的に子宮の奥に送る治療。

卵管が通っていることが大前提。

 

※以下体外から卵子を取り出し、受精させる方法

〇体外受精(IVF) 

精子に問題がない場合、

卵子に精子を振りかけて受精させる方法。

 

〇顕微授精(ICSI)

精子に問題がある場合、

一つの卵子に一つの精子を受精させる方法。

 

~TOWAKOクリニックの治療方針~

〇少量の薬で排卵を促す、低刺激周期を採用している

(体への負担や副作用が少ない)

 

〇一般的に治療で使われるHCGという薬は

次回からの排卵に影響があるので、使用しない

 

〇体外受精(IVF)か顕微授精(ICSI)かは

排卵日に採取する精子の質によって決まる

 

〇移植する胚胎は一つから二つまで

(二つあって、二つともよい胚胎の場合は一つ戻す。)

 ※グレードが低い、高齢で妊娠率が低い場合は二つまで戻すこともある

  ⇒双生児になる可能性有

 

と、わかりやすく説明してくださり、

わからないことがあれば何でも連絡してくださいと

wechat(中国でのLINEのようなもの)の交換もしくれました。

 

説明を聞いて色々な発見があり、

本来なら診察でしか会えない先生と

会うことが出来たので、

参加してよかったと思いました。

 

補足として

TOWAKOで採用している低刺激周期の

メリットとデメリットを個人的に調べたので、

以下を参考にしてください。

 

 

〇メリット

・刺激周期と比べると注射の回数が少ないため、

身体的、精神的、経済的負担が軽い

 

・卵巣過剰刺激症候群のリスクが比較的低い

 

〇デメリット

・個人差はあるが、一回の採卵で得られる卵の数が少ない可能性がある

 

・排卵促進剤のクロミフェンを飲む周期での新鮮胚胎移植

(受精させた胚胎を、冷凍保存をすることなく移植すること)

では子宮内膜が薄くなるため、次回周期での移植をすすめることが多く、

受精卵を凍結する必要がある

 

とのことでした。

ここまで来て、本格的に治療する決心がついてきました。